夏の話だ。
俺を含め、14人の仲の良い高校の友達、そして後輩で2泊3日、サッカーの大会に出る事となった。
もちろん、違う県まで行って、泊まり込みでサッカーしまくりだったのだ。

 そう、俺が書きたいのは、サッカーをやったのはいいが、最終戦の話である。
って事で、それまでの試合は割愛だ。

 最終戦は確か8位決定戦とかゆー、いかにも微妙なテンションをもたらす順位決定戦となった。
これまでの試合はかんなり真面目に戦ってきたが、もはや優勝もなくなったこの時点で、俺らを動かすものは「笑い、自己満」でしかなかった。

 試合が始まった。
俺らのとったフォーメーションはずばり、
2−0−8の超攻撃型フォーメーションだ。
トップ8人は全て高校時、サッカー部所属の経歴を持つ強者の集まりだ。
逆にDFは俺ともう一人、そう素人コンビによる貧弱なラインだ。
ラインと言うのもおぞましいぐらいに二人は至近距離に立っているのだ。
キーパーはこれまでフィールドの司令塔だった奴が担当となった。
こいつは地味にキーパーも上手いのであった。
相手はかんなり焦っていた。
なんせキックオフと同時に彼らの陣内に8人が殴りこみをかけてくるのだ。

 笛が鳴った。
8人で1人をめがけて走る。
その光景はハイエナVSヌーのような光景である。
しかし、ボールが相手に渡ってからはFWはやる事がなくなる。
FWが頑張って戻ってDFをしようとすると、我らが自慢の貧弱DFは「戻ってくるな!!」と激怒なのだ。
序所に俺らの陣内に入ってくる相手。
そして、スルーパスを出した!
しかし、その時だ!
審判「ピピー!オフサイド」
そう、貧弱DFは全てオフサイド狙いなのだ。
無駄に足の速い二人がDFだった。
さらに、仲が良い事もあり息も驚くほどピッタリであった。
それはもうすさまじい光景であった。
パスを出せばオフサイドだ。
また、相手に1人ごっつ頭悪い子がFWをやっており、不可抗力に負け、常にパスを出すやつだった。
前半終了時・・・
驚く事に4−4という低レベルな展開を繰り広げていた。
しかし、負けていなかった事が恐ろしい。。

続く。。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索